全国の
獣医学部・学科紹介

全国の獣医学部・学科紹介

酪農学園大学
私立 北海道

酪農学園大学

獣医学群 獣医学類

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学びのポイント

  • 1

    国際水準を満たした教育課程と最新設備

    EAEVE認証を取得した国際水準の教育プログラムを提供。学生3人に担当教員が1人の体制で、グローバルに活躍できる獣医師を育成している。

  • 2

    最新の医療訓練施設スキルスラボ

    動物モデルやシミュレーターを使った事前訓練が可能な最先端の「スキルスラボ」を整備。

  • 3

    産業動物臨床が豊富な附属動物医療センター

    産業動物の域で全国屈指の診療件数を誇る附属動物医療センターで、臨床実習を経験できる。

北海道の広大なキャンパスで実践的な産業動物獣医療を学べる

北海道の畜産を支える教育拠点として知られる酪農学園大学。1964(昭和39)年に酪農学部獣医学科が開設され、現在の獣医学群に至ります。東京ドーム約28個分の広大なキャンパスには、牛、馬、羊など多様な動物が飼育されています。また、学内にある附属動物医療センターは、牛などの大動物だけでも年間3万件以上、犬や猫などの伴侶動物も含めると年間約4万件と日本一の症例数を誇り、学生たちは臨床現場からも多くのことを学ぶことができます。

2024年には、ヨーロッパ獣医学教育機関協会(EAEVE:European Association of Establishments for Veterinary Education)の認証を取得しました。これは、同学群の獣医学教育が国際的な水準にあり、学生3人に担当教員が1人の充実した教育体制など、国際通用力のある獣医師を養成できると認められたことを意味します。EAEVE認証取得は、日本国内ではVetNorth Japan(北海道大学、帯広畜産大学)とVetJapan South(山口大学、鹿児島大学)に続いて5つ目の大学となります。私立大学ではアジア初となり、一つの大学が単独で取得するのもアジア初となっています(2024年12月現在)。

設備面では、日本で唯一、建物丸ごと1棟を用いたスキルスラボがあることも特色のひとつです。スキルスラボとは、生体を使わず、シミュレーターで獣医療の臨床手技を習得する施設のこと。動物に負担をかけずに、直腸検査などのトレーニングをすることができます。施設内には約70個のシミュレーターがあり、牛・馬の直腸検査のほか、採血、人工授精、内視鏡検査などの技術を模擬的に習得できます。

産業動物獣医師を目指すにあたり、北海道という地理的な強みも見逃せません。酪農学園大学は、キャンパス内の附属農場で常に牛や馬と触れられるのに加え、北海道農業共済組合(北海道NOSAI)との包括連携協定を結んでおり、外部実習にも参加しやすい環境があります。また、地元・北海道の畜産現場で経験を積んだ教員が多いことも強みです。地域との強いつながりのもと、学生たちは産業動物臨床に関する実践的な経験を積むことができます。

産業動物獣医師になる卒業生は、実習先としてお世話になった北海道NOSAIに就職するケースも多いようです。都道府県の家畜保健衛生所など、公務員獣医師として、家畜衛生や公衆衛生分野で活躍している卒業生も多数います。

先生の声

生産動物病態学ユニット

小千田 圭吾 助教
獣医学群 獣医学類

現場で診断が難しい大動物の疾患を
エコー画像などで可視化する研究

私の専門は「生産動物病態学」です。主な対象は牛になります。農場など畜産現場で診断が難しい疾患の症状をエコー(超音波)画像などを用いて可視化する研究を行っています。これは、「診断学」と呼ばれる分野になります。

また、基礎研究として、牛の結膜にあるリンパ組織の研究も進めています。この研究では、粘膜における免疫防御機構を解明し、将来的には感染症制御やワクチン開発につながる可能性を探っています。少し詳しい話をすると粘膜の異なる部位間での免疫応答のリンクについても関心があります。例えば、結膜での免疫応答が他の粘膜部位の免疫にも影響を与えている可能性があり、その関連性を調べています。

畜産業界はますます大規模化・集約化が進んでいます。私の専門である牛に関しては、「個」よりも「群」で管理する飼育手法が主流になっています。しかし、気候変動や飼料不足などの不安要素が増すなか、生産資源である家畜を「個」として守り切る獣医療も依然として重要です。また、「群」で起きている問題は「個」で起きている問題の集合です。「個」の正しい診断ができないと、「群」の課題把握も間違えてしまいます。そこで私は、牛などの生産動物を個体レベルでしっかり診断・治療する技術を継承していきたいと思っています。

獣医師は、基礎的な解剖学や生理学だけでなく、動物の行動学、栄養学、さらに経済学や心理学的な知識も必要な職業です。特に最近の産業動物獣医師は、生産者の経営に関するアドバイスを求められることも多く、牛舎設備や作業効率化などについてのコンサルタント的な役割も担うことがあります。畜産現場だけでなく、経済のトレンド、国際情勢などさまざまな分野に興味を持ち、幅広い視点から問題解決できる産業動物獣医師を育てたいと考えています。

学生の声

生産動物病態学ユニット

中田 小杜葉 さん
獣医学群 獣医学類
5年
酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校出身(北海道)

地元である道北の畜産業を
支えられる獣医師になりたい!

幼少期から動物にかかわる仕事をしたいと考えており、中学生の頃から獣医師になることを目標にしていました。そこで、北海道内で獣医師を目指すルートを調べ、自分に合っていそうだと思った酪農学園大学附属とわの森三愛高校の「獣医理数コース(現在は特進GROW-UPコース 獣医理系専攻)」に進学しました。最初は漠然と「獣医師になりたい」と考えていましたが、高校で北海道NOSAIなどの仕事を見学する機会があり、牛や馬など大動物の医療にも興味を持つようになりました。そこで、「生産動物医療推薦」の入試制度で、獣医学類に進学しました。

大学入学後、1年次の「健土健民入門実習」で、キャンパス内にある附属動物医療センター、酪農生産ステーション、肉畜生産ステーションなどで、牛のハンドリング、手術器具の使い方などを体験し、産業動物獣医師の仕事内容がさらに明確になりました。「スキルスラボ」での実習で、牛などのシミュレーションモデルを使って気管挿管などの手技を自主的に練習でき、実際の生体での実習に自信を持って臨むことができるようになりました。

5年生になった現在は、「クリニカルローテーション」と呼ばれる実習で、現場から学ぶ日々です。これは、伴侶動物内科、伴侶動物外科、画像診断・麻酔、野生動物・馬臨床、去勢・避妊手術、産業動物臨床、総合病理の7項目を各3週間ずつ経験していきます。2024年に大学が、EAEVEという国際認証を取得したことに関連して、臨床実習が大幅に拡充されました。

将来は、産業動物獣医師として地元である北海道の道北地域で、畜産業を支える仕事に就きたいと考えています。特に子牛の治療に興味があり、現在は卒業研究として、牛の蹄(ひづめ)内部組織を形態学的な視点から調べています。この研究は蹄病の予防や治療メカニズムの解明につながる可能性があります。

獣医学部を目指す道は簡単ではありません。そこで、モチベーションを維持するために、大学入学後の自分を想像しながら勉強するのがおすすめです。私も高校時代から、酪農学園大学のキャンパスを見て、そこで学ぶ自分をイメージしていました。ぜひオープンキャンパスに訪れて、北海道の自然豊かな学びの環境を体感してみてください!

INFORMATION

酪農学園大学 獣医学群 獣医学類

住所│北海道江別市文京台緑町582番地
TEL│011-388-4138(入試広報センター)
アクセス│JR「大麻」駅南口より徒歩15分またはJR北海道バスで「酪農学園大学」下車すぐ
入学定員│120名(獣医学群 獣医学類)
獣医師国家試験合格率│78.9%(第76回/2024年度/受験者数123名、合格者数97名)
主な就職先│農林水産省、北海道庁、全国農業協同組合連合会、北海道農業共済組合、鹿児島県農業共済組合、日本中央競馬会(JRA)、一般財団法人日本食品分析センター、イオンペット株式会社、伊藤忠飼料株式会社、株式会社科学飼料研究所、株式会社渋谷ホースクリニック、株式会社鳥羽水族館、全国各地の動物病院ほか

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