全国の
獣医学部・学科紹介

全国の獣医学部・学科紹介

岡山理科大学
私立 愛媛県

岡山理科大学

獣医学部 獣医学科

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学びのポイント

  • 1

    70名以上の教員が手厚く指導

    獣医学部獣医学科の定員140名に対し、獣医学、薬学、理学などの専任教員約80名以上が手厚く指導。

  • 2

    高度医療を行う動物病院等を併設

    獣医学部獣医学科のある今治キャンパスに獣医学教育病院および大動物実習棟を併設。産業動物臨床を身近に学べる。

  • 3

    医獣連携獣医療の教育・研究を推進

    獣医臨床の治療、診断、予防を学び、ヒトの健康と福祉にも貢献する獣医師を養成する。

産業動物診療や公衆衛生を幅広く学び
ヒトの健康にも貢献できる獣医師を養成

岡山理科大学獣医学部獣医学科では、伴侶動物の疾病治療だけでなく、家畜の健康維持、食の安全性確保、感染症の制御、創薬イノベーションなど、「ライフサイエンス」「公共獣医事」「医獣連携獣医療」の3分野を幅広く学べるカリキュラムを提供しています。獣医学のほか、薬学、理学など多彩な分野の70名以上の教員が手厚い指導を行い、動物はもちろんヒトの健康にも貢献できる獣医師を養成しています。

なかでも大きな強みといえるのが、産業動物医療の臨床経験な教員が数多く在籍していること。各教員が外部とのネットワークを持っており、それを実習などでも役立てています。また、公務員として都道府県庁などに所属していた経験がある教員もいるため、公務員獣医師の仕事についても学生たちに詳しく伝えることができます。

獣医学部獣医学科のある今治キャンパスには、CTやMRI、放射線治療器(LINAC)など最新の医療設備が揃った獣医学教育病院が併設されており、学生たちは幅広い症例に触れることができます。また、キャンパス内に本格的な大動物実習棟もあり、ここで専門性の高い大動物の解剖や病理・臨床検査の実習などを行うことができます。さらに、私立大学の獣医学部獣医学科としては全国最大規模の実験動物センターがあり、愛媛県の主要産業である水産動物の実験も行うことができます。

1学年約140名のうち、産業動物獣医師になる卒業生の割合は1割程度。それでも毎年8〜14名の産業動物獣医師を育成していることになります。さらに、農林水産分野で活躍する公務員獣医師も全体の1割にあたる14名程度を毎年輩出しています。温暖な気候で知られる今治の自然豊かな環境で、地域の農場とも連携しながら、日本の畜産業を支える獣医師を育成しています。

先生の声

産業動物学講座

篠塚 康典 教授
獣医学部 獣医学科

牛の乳房内の細菌叢に着目し、
乳房炎の予防法を模索する

担当する「産業動物学講座」では、牛、豚、馬、鶏、羊など産業動物の疾病治療や予防によって、本来の能力を十分に発揮し、生産性をさらに向上させる方法を研究しています。「産業動物臨床部門」「臨床繁殖学部門」の2部門に分かれており、5名の教員で多面的な研究を推進しています。5名のうち3名は公務員獣医師として働いた経験があるため、公衆衛生に関する知識も豊富です。

なかでも私は、牛の乳房炎に関する研究を行っています。乳房炎は乳牛で最も多い疾病であり、牛乳の生産に大きく影響します。私は、乳房内の細菌叢に着目し、これをコントロールすることで乳房炎を予防する新しいアプローチを模索しています。従来の搾乳衛生管理だけでは限界があるため、細菌叢と免疫因子の関係を調査し、病気に強い乳牛の生産を目指しています。

畜産業界では、効率化の進展により農場の規模が拡大し、酪農家の乳牛飼育頭数は平均で100頭を超えるようになってきています。そのため、個体診療だけでなく群管理のスキルもより重要になっています。これからの獣医師は、いかに病気を予防するか、生産性を向上させるかという意識も必要です。大学側もこうした社会的ニーズに応えられる教育を目指しています。

私も教員になる前は、22年間、産業動物の臨床獣医師として働いてきました。個体の治療だけでなく、予防対策によって農場全体の病気の発生を減らすことで、生産者の課題を解決できたときは大きなやりがいを感じました。これからの産業動物獣医師は、群全体、農家全体、さらには畜産業の社会的意義まで広い視野で考えられる人材が求められます。最初は目の前の病気に集中しつつ、経験を積みながら視野を広げ、いずれは日本の「食」の未来について考えられる産業動物獣医師を育成していきたいと考えています。

学生の声

獣医免疫学講座

野崎 沙綾 さん
獣医学部 獣医学科
4年
私立高川学園高等学校出身(山口県)

産業動物獣医師の仕事内容を知り、
社会的意義の大きさを実感しました

父親が小動物臨床獣医師をやっている影響もあり、獣医学部を志望しました。現在は「獣医免疫学講座」に所属し、ネコの主要組織適合性複合体(MHC)遺伝子の多型解析というテーマで研究に取り組んでいます。ネコMHC遺伝子の多型性は不明であり、これを解明することで、がんやウイルスに対するワクチン開発や移植医療の発展に大きく貢献することができます。

獣医学部に入って驚いたのは、獣医師の職域の広さです。小動物臨床だけでなく、大動物臨床、公衆衛生(食品衛生、環境衛生等)など多岐にわたる分野があることを知り、獣医学の奥深さを感じています。

産業動物医療に関しては、4年次の「繁殖実習」で、牛の繁殖生理を学ぶために直腸検査を行いました。触診に加えてエコー(超音波)装置を用いて実施しましたが、体表からではなく、直腸内にプローブを直接挿入して画像で診断する手法に驚きました。これは牛の卵巣の状態を見て繁殖に適しているか、病気はないかなどを観察する手法で、動物種によって診断手法も大きく異なることを知りました。

高校時代は、産業動物獣医師について、ほとんど知識がありませんでしたが、大学の学びを通じて、家畜の病気の治療だけでなく、繁殖コントロールや衛生管理、食の安全に関わる重要な役割を担っていることを知りました。生産者の経営を支えながら、人々の食生活を守る存在として、獣医師の社会的使命の大きさを感じています。獣医師は動物だけでなく、人間社会にも関わる職業です。入学後の学びを通じて、獣医師として自分がどのように社会に貢献できるかが明確になっていくと思います。

INFORMATION

岡山理科大学 獣医学部 獣医学科

住所│愛媛県今治市いこいの丘1-3(今治キャンパス)
TEL│0898-52-9000(今治キャンパス代表)
アクセス│JR「今治」駅より徒歩約20分/タクシーで約5分
入学定員│140名(獣医学部 獣医学科)
獣医師国家試験合格率│81.9%(第76回/2024年度)
主な就職先│農林水産省、愛媛県・徳島県・香川県・高知県ほか全国の自治体、北海道農業共済組合ほか全国のNOSAI、興部家畜クリニック、日本中央競馬会(JRA)、会日本軽種馬協会、独立行政法人家畜改良センター、アドベンチャーワールド(和歌山)、各都道府県の動物病院ほか

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