全国の
獣医学部・学科紹介

全国の獣医学部・学科紹介

麻布大学
私立 神奈川県

麻布大学

獣医学部 獣医学科

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学びのポイント

  • 1

    獣医師国家試験合格者数全国No.1

    獣医師国家試験の合格者数は、過去5年累計で全国No.1。第76回の合格者数全国No.1/合格率私大No.1の実績。

  • 2

    大小の動物の臨床経験が培える施設を完備

    最先端の放射線治療装置を備えた附属動物病院に加え、国内最大級のCTを備えた産業動物臨床教育センターがある。

  • 3

    VR技術を活用した最先端の実習を導入

    臨場感あふれるVR(仮想現実)映像で、気管挿管や手術などの技術・知識を修得できる。

130年以上にわたる獣医学教育の歴史と
最先端の産業動物獣医療研究施設が魅力

産業動物獣医師を目指す上での大きな特色としては、1年次から選択科目として「産業動物臨床基礎実習」が設置されていること。この実習を通じて牛や馬の扱い方や大動物特有の医療機器への理解を深めるだけでなく、産業動物の臨床医や公務員獣医師の仕事内容についても具体的に学んでいきます。その後、獣医畜産管理学や家畜衛生学などを通じて、畜産業への理解を深め、臨床実習につなげていきます。また、VR(仮想現実)技術を活用した「獣医総合臨床実習」など、アニマルウェルフェア(動物福祉)を意識した先進的な実習にも取り組んでいます。

牛や馬などの大型動物の検査や診療を学ぶ上で欠かせない設備が、キャンパス内にある産業動物臨床教育センター(LAVEC)です。ここには、800㎏オーバーの大型動物を保定できる手術台、電動式天井クレーン、大型CTスキャンなど、産業動物獣医師として活躍するために欠かせない最先端の医療機器がそろっています。LAVECは、学内にある動物医療センターの二次診療施設にもなっており、実際の牛や馬の手術を学生が見学できる機会もあります。

1学年の定員120名のうち、産業動物獣医師になる卒業生の割合は、10〜15%。毎年12〜20名の産業動物獣医師がここから巣立っている計算になります。畜産が盛んな地域の学生が首都圏で学び、地元に帰って獣医師になるケースも多いとのこと。国家試験対策にも力を入れており、令和6年度獣医師国家試験の合格者数107名、及び合格率89.9%は私立大学トップの実績を誇ります。

先生の声

臨床繁殖学研究室

野口 倫子 准教授
獣医学部 獣医学科

豚と牛の繁殖管理に特化した
全国的にも珍しい研究室です!

私たちの研究室では、主に牛と豚を対象に、生産農場や他機関との共同研究の取り組みを通して、ウェアラブルセンサや画像データを活用した繁殖管理システムの開発と応用、生殖補助技術の開発、母畜の繁殖成績向上への取り組み、豚の代用初乳利用による子豚が健全に成長できる技術確立など、幅広いテーマで研究を行っています。

臨床繁殖学は、産業動物医療の分野で大きく発展してきた分野です。牛乳や肉、卵などを生産する畜産業のスタートは、家畜を繁殖させることです。しかし、さまざまな原因によって、なかなか妊娠できない動物もいます。そのため、順調に動物を繁殖させるための課題解決が、臨床繁殖学研究室の大きな使命なのです。

なかでも私は、豚の繁殖について研究しています。豚にとっては、子豚がたくさん生まれれば、それがゴールというわけではありません。品種改良が進み、親が育てられる以上の子どもが生まれ、結果的に死んでしまう子豚が増えるようなケースもあります。そこで、学生さんと共に、母豚の負担を減らし、子豚たちの命を救う新たな繁殖技術開発に取り組んでいます。豚に特化した繁殖制御の研究室は、全国的にも少なく、キャンパス内の豚舎でさまざまな研究ができる環境は貴重だと思います。

畜産業を支える産業動物獣医師は、常に不足傾向にあります。これは獣医学生の半数以上が女性である現状と無関係ではないと私は考えます。特に女子学生は、将来のワークライフバランスを考えたときに、昔ながらの産業動物獣医師の働き方への不安感やギャップを抱く方も多いように思います。ただ、畜産業界全体の意識改革が進んでいるのも事実で、産業動物獣医師もライフステージに合わせた柔軟な働き方を選べるようになりつつあります。

産業動物獣医師のやりがいは、動物を治療したり、繁殖を支援したりすることで、生産者さんに喜んでもらえることが挙げられます。最近の産業動物獣医師には、獣医療を超えたコンサルタントとしての役割も求められており、治療だけでなく費用、時間、人的資源なども考慮した総合的なアドバイスが求められます。「治療しない医師こそ名医」という言葉もありますが、畜産現場も同様で、衛生管理や疾患予防に重点を置いた「病気にさせない獣医療」がますます重視されていくでしょう。

麻布大学獣医学部には多様な選択肢があり、入学後に自分に合った道を見つけることができます。最初から進路を狭く限定せず、獣医学のさまざまな可能性を探ってほしいと思います。そのなかで産業動物獣医師の社会的意義を知り、畜産を支える道を志す学生がいれば、私たちは全力でサポートしていきたいと考えています。

学生の声

産業動物内科学研究室

加納 菜々美 さん
獣医学部獣医学科
5年
私立鎌倉女学院高等学校出身(神奈川県)

研究室での学びを将来の仕事に活かしたい!

「産業動物内科学研究室」に所属し、牛の臨床全般を学んでいます。実習を通じて、病気で弱っていた牛が治療によって回復し、立てるようになる姿を見ると、命の大切さと獣医師の仕事のやりがいを感じます。現在は、牛の肺炎の治療法など、さまざまな疾患について研究しています。

もともと幼少期から動物が好きで、「獣医ドリトル」というドラマを見て、獣医師に憧れるようになりました。「獣医さんごっこ」をして、ぬいぐるみの骨折を治したりしていましたね。高校生になると具体的に獣医学部進学を意識するようになり、観光牧場などを訪れて、牛や羊と触れ合っていました。

とはいえ、本格的に産業動物に興味を持つようになったのは、獣医学部に入学してからです。産業動物獣医師は動物の命を救うだけでなく、農家さんの生活や地域の産業を支える役割があることを知り、その社会的意義に魅力を感じました。「産業動物臨床基礎実習」などを通じて具体的な業務を知ると、牛のかわいさもあって、ますますこの仕事をしたいという気持ちが強くなりました。

5年生になると「臨床繁殖学実習」で、実際に牛の直腸検査やエコー検査も経験していきます。最初は、直腸検査で牛の卵巣を手で触ってもなかなか状態がわからず、エコー検査で実際の状態との答え合わせをしながら、次第に診断の精度を上げていきます。最終的に直腸検査で卵巣の状態が正確にわかるようになったときは、本当にうれしかったです。

将来は、産業動物獣医師として、臨床現場で活躍したいと思っています。5年次の「専門学外実習」では、鹿児島NOSAIを訪れ、畜産が地域の生活に根付いている様子を現場で学びました。さまざまな症例を経験して学ぶため、牛が多く飼養されている地域の農業共済組合(NOSAI)に就職するのが現在の目標です。研究室活動や実習での経験を将来の仕事でも活かしたいと思っています。

INFORMATION

麻布大学 獣医学部 獣医学科

住所│神奈川県相模原市中央区淵野辺1丁目17-71
TEL│042-769-2032(入試広報・渉外課)
アクセス│JR横浜線「矢部」駅から徒歩4分
入学定員│120名
獣医師国家試験合格率│89.9%(第76回/2024年度)
主な就職先│全国各地の動物病院(2次診療施設含む)
公務員 農林水産省、環境省、都道府県庁、全国の地方自治体、全国の農業共済組合(NOSAI)、軽種馬育成調教センター、地方競馬全国協会、日本中央競馬会(JRA)、アステラス製薬、オリンパス、共立製薬、新日本科学、大正製薬、中外製薬、日本全薬工業、医薬品医療機器総合機構、農業・食品産業技術総合研究機構ほか

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